劇場版「奥様は、取り扱い注意」 [映画]
好評だったドラマ版を受けて製作された映画。
ドラマ版からは綾瀬はるかと西島秀俊が参加しているのみで、テイストも全く異なっていて、コミカルな要素はほとんどない。
劇場版はドラマ版とは別物と思ったほうがいい。
ストーリーは結構大味で、つまらなくはないが面白くもない。
綾瀬はるかのアクションだけを楽しむ作品かな。
個人的にはドラマ版のほうが好きだな。
007 NO TIME TO DIE [映画]
ダニエル・クレイグが演じる最後の007。
前作の「スペクター」の続編的な作りとなっている。
一堂にスペクターが集結する集会があったり、そこにボンドが簡単に潜入できているなど、ご都合主義的な展開も若干みられるが、まあそれは良しとしよう。
いままで数々の役者が「ジェームス・ボンド」を演じてきたが、最も人間らしく、最も愛に生きた「ジェームス・ボンド」だったと思う。
また、クレイグ版007以前の作品ではジェームス・ボンドの人間像についてはほとんど描かれることはなかったが、本シリーズを通じて明かされることも多く、これがクレイグ版007の面白さにも繋がっているように思う。
新人エージェントのパロマを演じたアナ・デ・アルマスがとても魅力的だったが、出番が少なく、ちょっと残念。
何はともあれ、本作にてクレイグ版007は終わりになるわけだが、全5作を通じてスパイとして生きる苦悩や哀愁を感じさせるリアリティ感のあるジェームズ・ボンドを演じていて好きなシリーズだった。
007 スペクター [映画]
007 SKYFALL [映画]
オープニングのアクションシーンは見ごたえがあり、中盤、後半への展開に期待を持たせる。
ショーン・コネリー以来の50周年記念ということもあり、最新作でありながら、今までの作品からのつながりやオマージュが散りばめられていて、Blue-Ray、DVDの特典映像で紹介されているのでそれを見ながらもう一度見返すのも楽しい。
また、愛車としてアストンマーチンDB5が登場した時には思わず感動してしまった。
ストーリーとしては突っ込みたいところもあるが、007シリーズはボンドのアクションと不死身さを堪能するもので、十分に楽しめる作品に仕上がっている。
なにより、ダニエル・クレイグのボンドはいい。
常に死と隣り合わせに生きている感じがよく出ていると思う。
ハドソン川の奇跡 [映画]
2009年、離陸直後にバードストライクでエンジン停止に陥った旅客機が飛行場に戻ることができずにハドソン川に着水したという航空機事故を題材に、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演で製作された映画。
1人の犠牲者も出さず、乗客乗員が全員助かったことから当初は英雄視された機長だが、本当に飛行場に戻ることができなかったのか、川に着水するという判断は正しかったのか、が事故調査委員会で問題となる。
あとは観てのお楽しみだが、実際には機長が容疑者扱いされることはなかったらしい。
事故発生時のコクピット内での機長と副操縦士の会話が冷静すぎてちょっと違和感があったが、それ以外は総じてリアリティがあり、96分と短い映画ながら中々感動的な作品となっている。
DVDの特典映像で、実際の機長へのインタビューがあり、こちらも併せて観ることをお勧めします。
ザ・ファブル 殺さない殺し屋 [映画]
ザ・ファブル [映画]
伝説の殺し屋ファブル(岡田准一)が、1年間殺しを封じられ、一般人として生きることをボス(佐藤浩市)から命じられるが、やくざ同士のゴタゴタに巻き込まれ、さらにファブルを殺して名を上げようとする殺し屋にも狙われたりするという話。
これだけ聞くと殺伐とした内容かと思ったが、結構笑えるアクションコメディになっている。
特に最強の殺し屋が実は猫舌、っていうギャップが面白い。
まあ、全体的に暗いトーンなので笑える部分がなければ持たないかも。
木村文乃、山本美月、福士蒼汰、柳楽優弥、安田顕、向井理らが共演。
岡田准一のアクションと柳楽優弥のサイコパス的な演技が見所です。
何故?って思う箇所もあるが、あまり細かいことを気にせず、さらっと観るにはいい映画だと思う。