GODZILLA (1998年版) [映画]
ハリウッド版のゴジラ映画で監督はローランド・エメリッヒ。
設定、ストーリーともに矛盾や甘いところが随所にあるし、そもそも、オリジナルのゴジラシリーズに不可欠な要素であるゴジラへのリスペクトや畏怖の念は全く感じられず、放射能の影響で巨大化した爬虫類(イグアナ?)が暴れているだけの映画。
同じハリウッド制作である2014年版の「GODZILLA」や2019年版の「ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ」ではこれらの要素は十分感じとれるので、本作だけが異質なイメージがある。
しかし、ゴジラ映画と思わず、エメリッヒがスピルバーグのジュラシック・パークに対抗して作った巨大怪獣映画として観れば結構面白い。
2010年 [映画]
2001年 宇宙の旅 [映画]
スタンリー・キューブリック監督によるSF史上最高傑作にして最難解と評され、以降のSF映画に多大な影響を与えた伝説的映画。
1968年公開作品だけあって、CGなどはまだなく、すべて特撮で撮られているが、今見ても古臭さやチープさは全く感じない。
この映画の素晴らしさは、映像的にも設定的にも50年以上前の作品と思わせないところだと思う。
ただ、最難解と云われるだけあって、1回や2回観ただけではなかなか理解できない。
実際、多くの解説や評論が雑誌やネットに溢れているが、後のキューブリック本人へのインタビューによって否定されている解釈もかなりある。
正しく理解したい人は、映画評論家、町山智浩氏のYouTube動画や原作者による小説本を参考にするとよいと思いますが、まずは自分なりに解釈を繰り返して、動画や本を確認し答え合わせをするのがお薦めです。