ブレット・トレイン [映画]
東京を出発した新幹線と思しき高速鉄道の中で、終点の京都(何故?)までの間に乗り合わせた殺し屋たちが死闘を繰り広げる話だが、まあ、なんとも突っ込み所しかない映画。
まず、日本が舞台になっているが、外国人のイメージする日本として描かれているので陳腐この上ない。
ストーリーも様々な考証もあったもんじゃない展開。
でも面白くないわけではなく、そこそこ楽しめた。
主人公のブラッド・ピットは少々コミカルな演技がはまっているし、こんな映画にも拘らず真田広之が真面目に演技しているところもよかった。
双子(?)の殺し屋もいい味出している。
JKみたいな女の子がでてくるところなど、なんとなく、キル・ビルを思い出してしまったのは私だけだろうか。
遊星からの物体X ファーストコンタクト [映画]
1982年公開の「遊星からの物体X」の前日譚を描いた2011年公開の米国SFホラー映画。
宇宙生物は接触した他の生物に擬態できることが次第にわかり、観測隊員は自分たちの中にすでに潜んでいるかもしれないと、お互い疑心暗鬼になる。
隊員が人間に擬態した宇宙生物に次々と殺されていく中、隊員たちの反撃が始まる。
といった点は1982年版と似たような展開なので、リメイク作品かと思えてしまうが、1982年版につながる描写も随所にあるので、比べてみるといいかもしれない。
ただ、既視感が強いのと、本作でも明らかにされない点がいくつか残ったので、もう一つかな。
映像的も30年の隔たりがあるのでCG技術の差は歴然としているが、グロさは1982年版の勝。