死神さん [ドラマ]
Huluオリジナルで、冤罪事件の再捜査を専門に行う警視庁の警部補が主人公の一話完結ドラマ。
冤罪事件ばかり扱うため、警察内部では結構疎まれる存在で、ある理由から死神と呼ばれている主人公を田中圭が演じている。
独特な風貌と言動で、最初は違和感があったが、見慣れると癖になる。
全話を通じて主人公の協力者（パシリ）を前田敦子、各話の捜査の相棒を小手伸也 、蓮佛美沙子、りんたろー。、竹中直人、長谷川京子が演じている。
もちろん冤罪事件の真相を究明して真犯人を暴き出すのもこのドラマの重要なポイントだが、主人公と相棒とのやり取りも見所。
まあ、堤幸彦ワールド好きには気楽に観れるドラマです。
THE QUEEN [映画]
エリザベス女王が亡くなって約１か月、この作品を思い出して久しぶりに鑑賞した。
この映画はダイアナ妃が事故死した直後のエリザベス女王（ヘレン・ミレン）や当時の英国ブレア首相（マイケル・シーン）など、周囲の人たちの対応を描いた作品。
伝統、格式を重んじる王室と英国国民の意識のずれが垣間見れることや、当時のニュース映像も盛り込まれていて、米国のクリントン元大統領や葬儀に参列するエルトン・ジョン、トム・クルーズ、スティーヴン・スピルバーグなどが映っているのも興味深い。
この作品の一番の見どころはヘレン・ミレン演じるエリザベス女王が、いかにリアルに見えるかだと思うが、本人かと思えるくらい素晴らしい。
英国王室は日本の皇室とよく比較されるが、ここまで辛辣な内容は日本では絶対に撮れないだろうな。
特に女王の周囲の人たちを存命中にも拘らず、結構なヒールに描いているが、そんなことが許されるんだと思った。
大怪獣のあとしまつ [映画]
今まで多くの怪獣が日本を襲ったが、死んだ怪獣の後処理をを描いた映画はなかったので、面白いかなと期待していたが、何とも中途半端な映画だった。
題材が面白いだけに、真面目に作ればそれなりに面白いものが出来ただろうに、残念。
「シン・ゴジラ」は真面目に政治・官僚ドラマに仕立てていたが、この映画に出てくる政治家は面白くもないギャグばかりで真剣味が感じられない。
コメディ映画にするならそれに徹すれば、もっと面白くできたんじゃないかな。
いずれにしても、変な恋愛要素はなくてもいいな。
ラストはずっこけました。
戦場にかける橋 [映画]
ロシア軍の補給路として重要な役割を担ってきたクリミア半島にかかる橋が爆破されたニュースが流れてきて、この映画のことを思い出して視聴。
1957年公開の大変古い戦争映画で、劇中で演奏される『クワイ河マーチ』でも有名。
第二次大戦下、タイとビルマの国境付近に流れる川、クワイ河に鉄道を通すための橋をかけるため、日本軍が英国捕虜を動員しようと計画するが、日本軍の指揮官の強引な進め方に反発する英国捕虜側のリーダーや稚拙な工事計画のためにうまくいかない。
しかし、計画遂行のために、どうしても英国捕虜の助けが必要な日本軍指揮官と、英国軍捕虜のプライドを取り戻させるために橋の建設を利用したい捕虜側のリーダーは途中から急に協力的になり、技術力に勝る捕虜側主導で橋の建設は進む。
その一方で、橋の建設を阻止したい英国軍の活動が絡み合う。
とても長い映画(161分)なのだが、こんなに時間かける必要ある？っていうシーンが多かったり、主要登場人物の心境の変化があまり詳しく描かれていないのでちょっと退屈な映画です。
