武曲 MIKOKU [映画]
綾野剛の凄みをまとったかのような演技と肉体が素晴らしい。
それを見るだけで価値がある、、、言い換えれば、それ以外、私にとってはあまり印象に残らない映画でした。
剣道に興味がなかった少年(村上虹郎)が、 急に剣道にのめり込むのはなぜなんだろう?
そもそも、短期間(映像上は数か月?)に上達するって、いかに天才でもおかしくない?
また、主人公と少年が、これほどまでの魂の交流を見せるようになるには、それなりの過程が必要だと思うが、それは描かれていない。
小説ではちゃんと描かれているのだろうか?
主人公の彼女役で前田敦子がキャスティングされているが、この役、必要?
と、いろいろあって、観終わった後は映像同様、どんよりした雰囲気のままでした。
ラストシーンのスポ根、青春映画っぽいところが救いでした。
怪盗グルーのミニオン大脱走 [映画]
怪盗グルーの月泥棒 [映画]
怪盗グルーシリーズの第1作。
グルーのキャラクタは2作目、3作目と、徐々に変わっていくが、その成長が本シリーズのみどころではないかと思う。
周辺を固めるキャラクタもかわいいし、魅力的なので、それを見るのも楽しみの一つ。
ライバルのベクターが、ビル・ゲ〇ツにしか見えないのは私だけ?
決して子供向けではなく、大人も十分楽しめる作品です。
タグ:怪盗グルーの月泥棒
インシテミル 7日間のデス・ゲーム [映画]
閉じられた空間の中に集められた人たちが、あるゲームを行い敗者(?)が次々に殺されていくという、ちょっと現実離れしたストーリー。
このゲームは過去何回も行われているようで、マジレスすれば、警察が介入しないはずはないな、と突っ込みたくなる。
ほとんど、ある建物の中だけで進行していくので、かなり製作費は抑えられたんだろうな。
まだそんなに売れていない頃の石原さとみが、パッとしない役で出ているのが今となっては注目のポイント。
個人的には藤原竜也の演技は肌に合わない。
蜷川幸雄が惚れ込んだだけあって、演技力はあるのだろうが、大げさな演技は舞台受けはしても、映画やTVドラマではどうかなと思う。
デスノートでも同じ印象を持ったので、これが彼の持ち味なのだろう。
作品としては、小説の映像化で限界があったのだろうが、何かモヤモヤする終わり方でした。