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散歩する侵略者 [映画]

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宇宙人による地球侵略を描いたSF映画。
名作の「宇宙戦争」のように、宇宙からの「侵略者」は圧倒的な武力や技術力で侵略をしていくのが一般的だが、この映画の侵略者は地球人を乗っ取って(または入れ替わって)あるものを奪っていくことで地球人を理解しようとする。
宇宙人に乗っ取られた地球人を松田龍平が、その妻を長澤まさみが、そして、その侵略の事実を暴こうとするジャーナリストを長谷川博己が演じている。
発想は面白いのだが、設定がゆるゆるすぎて、なんとも言えない作品。
例えば、
  • 宇宙人に立ち向かうのは自衛隊ではなく、極々少人数の厚労省の役人。
  • なぜ彼らは宇宙人が攻めてくるというのを知りえたのかわからないまま話は進行する。
  • 爆撃機からの爆弾が落とされるシーンがあるのだが、至近距離で爆発しても近くにいる人は死なない。
  • 爆風で掘られた地面の穴は洗面器程度でしかない。

などなど、コメディみたいな設定でありながら、笑いの要素はなく、とても真面目に作られている。
前に観た黒沢作品も、細かいところには拘っていない感じだったので、これが作風なのだろうか。
その一方で、いかに人間が概念に支配されているか、とか、愛について考えさせられた作品です。
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疾風ロンド [映画]

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大学の研究所から違法に生成された生物兵器が盗まれ、身代金が要求されるのだが、研究所は警察に知らせることなく、捜索に当たるしがない研究員を阿部寛が演じている。
原作は東野圭吾の小説をコメディタッチに仕上げている。
というより、ほぼコメディだな。
阿部寛の上司である研究所の所長を柄本明が演じているが、必要以上にオーバーな演技が少々鼻につく。
一方、阿部寛は「新参者」で見せるシリアスな演技もよいが、本作のようなコミカルな演技のほうが向いているのかも。
映画としては、生物化学兵器をめぐる結構重たい事件のはずなのに、緊迫感が全く感じられない。
原作もそれほど緊迫感があるわけではないので、原作通りと言ってしまえばそれまでか。
ただ、原作のラストはどうも釈然としなかったので、映画のラストのほうがしっくりくるかな。
あと、大島優子、大倉忠義も重要な役で出演しているので、AKB48ファン、ジャニーズファンには楽しめる作品だと思う。
他にもちょい役で著名な俳優さんが多数出演しているので、それも楽しみの一つ。
それにしてもリアリティのかけらも感じられない映画だったな。
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美女と野獣 [映画]

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同名アニメの実写版。
ディズニーアニメのなかでは美女と野獣が一番好きだったので、イメージが壊れるのが嫌で今まで見ていなかったが、やっと視聴。
アニメの実写化やリメイクは往々にしてガッカリさせられることが多いが、アニメのイメージを崩すことなく、よくできた作品だと思う。
とにかく、CGの出来が素晴らしくて、違和感が全くない。
特に、燭台や置き時計にさせられた家来たちのCGが素晴らしい。
さすがはディズニーというところか。
若干の違いはあるが、ほぼオリジナル通りのストーリーなのに、飽きることなく楽しめる作品でした。
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