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レッド・オクトーバーを追え! [映画]

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冷戦時代、ソ連の最新鋭原子力潜水艦、レッド・オクトーバーを手土産に亡命を図る艦長(ショーン・コネリー)と、その意図をくみ取り協力するCIAのアナリスト(アレク・ボールドウィン )を描いた小説を映画化。

米国映画にありがちな、ソ連を小馬鹿にしたようなところは気になるが、原潜が米国の手に渡ることを阻止しようとするソ連潜水艦とレッド・オクトーバーの戦闘シーンは、緊迫感があって、この映画の見どころの一つ。
反面、最新鋭の潜水艦、レッド・オクトーバーの凄さがあまり描かれていないのが残念。

そもそも艦長が亡命を企てた理由は、レッド・オクトーバーのような兵器をソ連が所有すると、世界秩序のバランスが壊れることを危惧したものと思うが、その計画に同調したクルーにそれだけの危機感、祖国に対する不信感があったのだろうか。
仮にも祖国を捨てる決断をした理由が描かれていないので、もう一つ真実味がない映画だと思う。
まあ、潜水艦同士の戦闘や駆け引きを楽しみましょう。
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ターミネーター:新起動/ジェニシス [映画]

ターミネーター:新起源/ジェニシス.jpg

本作は1、2作目をかなり意識して作られており、随所にオマージュを感じる。
むしろ、3、4作目をなかったものにしようとしているのかと思う。
その一方で、1、2作目の機械軍ターミネーターは出てくるだけで恐怖を覚えるが、本作の最新型ターミネーターは新鮮味や圧倒的な強さ、怖さはほとんど感じられない。
なんせ、旧型のT-800(しかも、34年落ち!)と互角の戦いしかできないのだから、たいしたことない。
自分でも自嘲気味に言っている「古いがオンボロではない」というシュワルツェネッガーのセリフが面白い。
良くも悪くもターミネーターはシュワルツェネッガーでしか成立しないな。

ターミネーター・シリーズを観ていて、いつも思うのだが、サラ・コナーより、サラ・コナーのひいおばあちゃんくらいに狙いをつければ、スカイネットの勝ちなのにな。

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