DEATH NOTE Light up the NEW world [映画]
前作から10年後を描いた作品。
前作はLとキラの頭脳戦が売りだったが、本作は、その要素はほとんどない。
新生キラが誰なのか、という疑問も、謎解きに必要な情報は開示されないまま進行するので、推理する楽しみもない。
まあ、頭を使わずに楽しめればよいということだろうか。
キラは少なくとも自分のやっていることは正しいと信じている設定だったが、本作ではその正義感も希薄なため、共感できにくい。
本作の怖さは、ノートが6冊になったことで、キラのような信念もない者が所有してしまうことかもしれない。
そういう意味で、近年増加している「誰でもよかった」的な無差別殺人事件に近い恐怖が味わえる点は、世相にあっていると思う。
一つ、気になったのが対策本部の扱い。
10年間存続していたとの設定だが、その割に、新生キラに対しての対策がサングラスとマスクだけって、ありえないでしょ。
前作ではLとキラに振り回されっぱなしで、本作でもいいところなし。
警察関係者の皆さん、怒っていいですよ。
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