神様の言うとおり [映画]
平凡な日常を送っていた高校生が不条理なサバイバルゲームに巻き込まれていくコミック、神さまの言うとおりの実写映画。
前回観たときは、割と気楽に楽しく観れたが、2回目となると、いろんなところが気になってくる。
そもそも、誰が、何のために、このゲームを仕掛けたのかがわからない。
少なくとも人間のなせる業ではないから、宇宙人か? 神か?
そんな細かいこといいじゃない、世の中、不条理なんだから、ってことかな。
最後のゲームだけ、敗者が生き残った理由もわからない。
宇宙人か、神の気まぐれか。
映像的には、最初のゲームがすごすぎたせいか、後に行くにつれて、淡泊な感じになっていくのが残念。
ラストのどんでん返しのつもりの展開は、途中で読めていたので、効果半減。
アイスキャンディーの当たり外れは見え見えでしょ。
しかし、前回も思ったが、体力、知力、想像力、運のすべてが揃ったものが生き残る=勝者=神だとするなら、この世は救われないな。
「リアル鬼ごっこ」「悪の教典」など、若者を無差別に殺害するというテーマの映画はいくつかあるが、本作同様、殺す理由がわからないものが多いように思う。
背景には大人が若者に対して、漠然とした不安や不満を感じていることがあるのではないだろうか。
ただ、わけもなく殺していくだけの映画はあまり好きじゃないかな。
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