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オデッセイ [映画]

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火星に一人置き去りにされた宇宙飛行士の生き残るための孤独な闘いと、救出に奮闘する人たちのドラマ。
興行的に大成功した映画なのだが、たった一人で火星に1年半も置き去りにされている割には主人公の苦悩や孤独が伝わってこない。
迎えが来てくれるまでの食料がないというのに、絶望感があまり感じられない。
どこか地上の離れ小島に流された程度の危機感しか感じられない。
まあ、そんな軟な神経では宇宙空間では生き延びられないんだろうな。
とにかく主人公はスーパーポジティブです。

火星上での移動は、それ自体、死と隣合わせの壮大な冒険のはずだが、映画ではあっさりと描かれていて、拍子抜け。
この手の映画は無事帰還できるという結末が読めているので、その過程をどう描くかだと思うが、この点で物足りない。

そのほか、重力が地球の半分以下のはずなのに、地球上にいるかのような動きには違和感を感じるなど、結構アラも目立つが、娯楽作品としてみれば面白いです。
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