名探偵コナン 緋色の弾丸 [映画]
最近の劇場版コナンに共通していることだが、推理要素はほとんどなく、アクション系アニメに成り下がってしまったように思う。
そして、ただただ話題のもの（建造物など、今回はリニア新幹線）をぶっ壊したいだけでしょ、って言いたくなる。
「赤井ファミリー集結」の謳い文句も、一つの作品の中に出てるっていうくらいの意味しか見いだせない。
とにかく、ご都合主義の塊のような展開も「子供だまし」としか思えない。
しかし、どう考えても子供向けとは思えない作品ではある。
ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち [映画]
1998年の長野オリンピック、スキージャンプ団体で日本は金メダルを獲得したが、その舞台裏で金メダル獲得に一役かったテストジャンパーにスポットライトを当てたヒューマンドラマ。
テストジャンパーとは、競技の直前にジャンプ台に危険がないかを確かめたり、スタート位置を調整したりするために跳んで大会の安全を確保する裏方のこと。
主人公は大会直前までジャンプ競技の候補だったが、代表落ちをしてテストジャンパーを務めた西方仁也（田中圭）、同じくテストジャンパー役で眞栄田郷敦、山田裕貴、西方の妻役を土屋太鳳が演じている。
ストーリーは西方仁也の葛藤、テストジャンパーたちのそれぞれの思いを軸に進むが、表面的でちょっと薄いかなと思う。
実話に基づいているので結果はわかっているのだが、それなりに感動的で楽しめた作品である。
Mr.ノーバディ [映画]
予告編を観て興味を持って視聴。
会社でも家庭でも、全く風采の上がらない中年親父が代り映えのしない日常を送っていたところ、ある事件に巻き込まれる。
彼は実は過去に凄い経歴を持っているらしく、その事件をきっかけに自分や家族に危害を加えようとする相手を完膚なきまで叩きのめす。
普段おとなしい人が一旦キレると怖い、という映画。
彼の素性や経歴もほとんど明かされることなく、最後まで謎のままだが、そんなことは気にならない。
むしろ、そのミステリアスさが彼の暴力的なまでの強さと相まって。映画全体の雰囲気を形作っている。
使われている音楽も、とてもよかった。
９２分と比較的短い映画なので、飽きることなく楽しめました。
