東京タラレバ娘

３年ほど前に放映されたTVドラマ。
「もし、…たら」とか「もし、…れば」などと、いい恋愛ができない言い訳ばかり言って前に進めないアラサー独身女性を吉高由里子、榮倉奈々、大島優子が演じている。

三者三様の恋愛事情を軸に、事あるごとに３人が居酒屋で女子会をひらき、タラレバ話で盛り上がっているところが面白いなと思った。
結構、女子から見ればリアルらしいが、それより彼女たちの周りの男たちがクズすぎて、そんな男たちに振り回される彼女たちが可哀想になった。
まあ、恋は盲目とはよく言ったものだな。

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ターミネーター：ニュー･フェイト

やはりターミネーターシリーズにはアーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンは欠かせない。
両名が出ている1作目、2作目の正当な続編と言われることもある意味納得できる。
2作目で溶鉱炉に沈んだはずのT-800（シュワルツェネッガー）が何故本作で復活しているのかは観てのお楽しみだが、違和感なく復活させるために苦労した点だったと思う。

男くさい映画だったシリーズも、本作ではシュワルツェネッガー以外、主要人物が全部女性というのも今の時代を象徴している。
一つ気になるのがタイトル。
邦題がニューフェイト（新たな運命）、原題がDark Fate（暗い運命）と真逆なのはなぜでしょう？

本作ができたおかげで、T3、T4、新起動/ジェニシスはつながらなくなってしまったので、T1、T2、T６が本編、T3、T4、T5はアナザーストーリーとして観ることをお勧めします。

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旅のおわり世界のはじまり

ウズベキスタンで全編ロケで撮られた前田敦子主演のロードムービー。

前田敦子は不思議な女優である。
本作のような、ほとんど馴染みのない国のありふれた風景の中に置いてもそれなりの存在感を示すことができる。
と言って、悪目立ちするわけではなく、存在自体が自然に思えてしまう。
アイドルとして売れない時代から頂点に上り詰めるまでを体感したキャリアがそうさせるのか、天性のものなのか、とにかく魅力的な女優さんである。
また、こんなにも製作者側と観る側で評価が分かれる女優さんも珍しい。
まあ、悪い評価をするのは声の大きいコアなアンチだけだと思うが、実力のほどはいろんな監督さんが起用していることからも伺える。

作品としては、せっかくウズベキスタンでロケしたのだから、もっとこの国の良さや日本とのつながりを言葉ではなく映像として観せてもらいたかった。

最後まで観てタイトルの意味が理解できたような気がする。
自分探しの「旅」が終わり、これからの自分の「世界」が始まると言いたかったんじゃないかな。
とにかく、黒沢清監督のこぼれんばかりの前田敦子愛が感じられる作品です。

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