コンフィデンスマン JP ロマンス篇

長澤まさみ、今、何かと話題の東出昌大、そして小日向文世の３人の詐欺師が悪人どもから大金をむしり取るTVドラマの映画版。
とは言っても、ドラマを観ていなくても問題なく楽しめる。
とにかく展開がスピーディで、一気に観れる。

どこからが嘘で、どこまでが嘘なのか。
随所にちりばめられた伏線も、見事に全部巻き取ってくれているので、見終わった後のモヤモヤ感もなく、スカッとする。
もう一つの見どころは、錚々たる俳優さんがチョイ役で参加しているところ。
誰がどんな役で出ているか、楽しみにご覧下さい。
また、エンドロールが終わった後、アイドルのトップを走ってきた前田敦子をバックに従えてセンターに立つ長澤まさみは必見です。

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葬式の名人

高校時代の同級生の突然の死を受けて、かつての同級生たちが自分たちでお通夜を開くというファンタジー作品。
大阪府茨木市の市制70周年の記念事業として制作された映画で、同市の名誉市民でもある川端康成氏の作品をモチーフにしている。
なんとも不思議な映画で、夏の盛りに棺桶を担いで回ったら遺体が損傷してしまうだろ、とか、勝手に遺体が消えてしまうシーンがあるが、その理由は示されていない、など、あり得ない描写がいくつかある。
ただ、本作の公式ページにもあるようにファンタジーということなので、特に後者は現実なのかそうでないのかはわからない。
むしろ、随所に現実とは思えない描写が挟み込まれていて、不思議な雰囲気を醸し出している。
離れ離れになっていた旧友たちが、お通夜を通じて再び心を通い合わせるという何ともほのぼのとした作品です。
また、実際にも母となった前田敦子の初の母親役にも注目です。

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