SSブログ

空母いぶき [映画]

空母いぶき.jpg

かわぐちかいじ氏のコミックの実写版。
コミックでは、尖閣諸島を中国が不法占拠し、それに空母いぶきを旗艦とする海上自衛隊が応戦するという設定で、起こりえるかもしれない、という現実感、不安がある。
一方、実写版では建国3年目のわけのわからん国が、最新鋭の空母、戦闘機、潜水艦を駆使して自衛隊に攻撃してくるという、起こりそうもない設定なので、現実味が感じられない。
しかも、自衛隊もわけのわからん国と戦う、というよりは、わけのわからん国が発射したミサイルや魚雷との闘いに終始していて、最後までわけのわからん国がどんな国で、どんな思想で、何を目的に攻撃してくるのかが描かれていない。
挿入されているコンビニ店長(中井貴一)と店員とのエピソードも、何のために入れられたのか、制作側の意図が不明。
偶然いぶきに乗船していたジャーナリストの位置づけも中途半端。
ほかにも突っ込みたいところは山ほどあり、なにからなにまで中途半端で、楽しみにしていたのに少々がっかりな映画でした。
最初にコミックの実写版と書いたが、コミックとは別物と考えた方がよい。
まあ、主演の西島秀俊や佐々木蔵之介、本田翼、深川麻衣、ほか、著名な俳優さんがいっぱい出ているのでそれを楽しみに観るのはありだと思う。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

ジャッジ・ドレッド [映画]

ジャッジ・ドレッド.jpg

1995年に、シルヴェスター・スタローン主演で撮られた映画のリブート作品。
舞台は近未来だが、、暗い廃墟のようなビル(と言っても200階建て)の中だけで起きている話なので、SF感は全くと言っていいほど感じられない。
ジャッジとは、警察官、裁判官、刑の執行人の権限を1人で持つ法の番人のことだが、現代ではコンプライアンス違反も甚だしい限り。
大したストーリーもないので、そんな堅苦しいことは抜きにして、ひたすら勧善懲悪を体現するドレッドのアクション(ほとんど銃撃戦)とストイックさだけを楽しむ映画です。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

翔んで埼玉 [映画]

翔んで埼玉.jpg

埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を舞台に繰り広げられるラブストーリーチックなコメディ。
GACKTが埼玉出身の帰国子女、二階堂ふみが東京都知事の息子を演じている。
まず、GACKTがこの役引き受けたな、という驚きと、二階堂ふみを男性としてキャスティングするという驚きが凄い。
何より、この作品を受け入れた埼玉県人、千葉県人、神奈川県人、群馬県人の懐の深さ、そして、この漫画のような作品に真摯に取り組んでいるキャストの人たちに感銘すら覚える。
ただ、映画作品としては、後にも何も残らない。
それがこの手の作品の価値かもしれない。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画

町田くんの世界 [映画]

町田くんの世界.jpg

勉強も運動も苦手だけれど、人が好きで困っている人を放っておけないお人好しな男子高校生が主人公。
主人公とヒロインは新人を起用したということで話題になった。
この主人公は誰からも愛されていて、こんな人がいれば世の中に争いごとなんかなくなるのに、と思うほどさわやか。
その一方で、どこか現実離れしていて、ファンタジーの世界にいるような感覚になる。
(実際、原作は少女漫画)
特にラストの15分くらいがあり得ない設定なので、現実離れが加速して、嘘っぽくなってしまったな、と感じた。
それまではよかったのに。
まあ、豪華なキャスト陣を観るだけで楽しいし、前田敦子や高畑充希など、高校卒業して10年近く経つのにJK役やってるのを観るのも面白いな。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画