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パトリオット・ゲーム [映画]

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ある事件をきっかけに、IRAのテロリストグループに狙われることになった元CIAの分析官をまだ若い頃のハリソン・フォードが、狙う側のテロリストをショーン・ビーンが演じている。
IRAのテロリストと言っても政治的思想が描かれている感じは薄く、襲う側も襲われる側もひたすら家族愛がテーマなんだろうなと思う。

それなりに銃撃戦やカーチェイスは緊迫感はあるし、衛星画像を解析してテロリストを追い詰めていくシーンなど、面白いのだが、ストーリはかなり粗く、突っ込みたいところは多々ある。
意外性もほとんどないので、細かいことはあまり気にせず、ショーン・ビーンの演技を中心に気楽に楽しむ映画かな。
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アンタッチャブル [映画]

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禁酒法時代のアメリカ・シカゴで暗躍したギャングのアル・カポネを逮捕しようとする財務省捜査官エリオット・ネスをリーダとする、通称「アンタッチャブル」の戦いを描いた実話をもとにした映画。

カポネをロバート・デ・ニーロ、ネスをケビン・コスナー、ネスを助ける老警官をショーン・コネリーが演じていて、何回観ても見ごたえのある名作だと思う。
つくずく、ロバート・デ・ニーロという俳優はすごいな、と思う。
ショーン・コネリーの老練な演技も負けていない。
一方、ケビン・コスナーは出世作でもあるせいか、ちょっと若いな、と思うがその若さが役にはまっているとも思う。

映画の中でも描かれているが、カポネは脱税の罪で有罪となり、11年の懲役になっている。
実際は殺人も犯しているし、もっと重い罪になってもよいのでは、と思うが、脱税でしか摘発できなかったということか。
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タッカー [映画]

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今から30年以上前に、ジョージ・ルーカスとフランシス・コッポラがタッグを組んで製作した実話を基にした映画。
時代背景は1940年代、今では当たり前になっているシートベルトや安全ガラスを装備し、ハンドルの動きに合わせて進行方向を照らすヘッドライトなど、斬新な発想で車づくりを目指した男の物語である。

斬新であるがゆえに、当時のビッグスリーの反感を買い、詐欺師として訴えられ、事業としては失敗してしまうという悲劇的な話なのだが、主人公のタッカー(ジェフ・ブリッジス)が常に前向きで明るいので、暗い感じにはなっていない。
最終的にタッカーの車は51台生産されたそうだが、今でも47台が現存(ルーカス、コッポラも所有)しており、そのうち何台かは映画の中に登場しているとのこと。
車好きには是非観て欲しい作品です。
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突入せよ!あさま山荘事件 [映画]

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今から50年ほど前、連合赤軍が引き起こしたあさま山荘事件を題材とした映画。
原作は、この事件捜査の現場指揮をとった警察庁警備局付監察官の佐々淳行氏が書いたノンフィクション作品なので、警察側の視点からのみ描かれているのは仕方ないかもしれないが、当時の事件の内容や犯人像、時代背景などはほとんど描かれていない。
このため、全く予備知識なしに観ると、単に警察活動を礼賛する映画と取られかねない気がする。

映画の冒頭のクレジットではフィクションと謳ってはいるが、人質となった人の名前などが変えられているだけで、ほぼ原作通りに進行する。
原作者の佐々淳行氏が主人公で役所広司が演じている。
佐々氏の人柄にも拠るのだろうが、重い内容の映画の割に、暗く重くならない感じに演じているので、映画全体も暗くなっていないのは、監督の意図通りなのだろうが、事件の重さを考えると私的には違和感が少しだけ残る。

一方、事件を起こした連合赤軍側から描いた作品として「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」があるので、対比して観るのもいいかもしれない。
※結構、グロい作品なので、視聴注意!
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