蚤とり侍

主君の怒りを買ってしまったエリート藩士が蚤取り（女性版風俗業）に転落して奮闘する時代劇コメディ。
コメディではあるが、エロチックな描写や江戸市井の人情味も随所に見られて、娯楽作品としてうまく仕上がっていると思う。
まあ、エロチックな描写はもう少しマイルドのほうがよかったかな。
主演の阿部寛はもちろんだが、豊川悦司、寺島しのぶの演技、存在感は素晴らしい。
そのほかにも、風間杜夫、大竹しのぶ、松重豊など、豪華かつ芸達者な人が惜しげもなく出てくるので、最後まで楽しく視聴しました。
ただ、クライマックスでの主君の心変わりは「なぜ？」って思った。

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サニー/32

ネット上で神格化された殺人犯の少女「サニー」に間違われて、サニー信奉者に監禁拉致された女性の悲劇を描いたサイコサスペンス。

なんとも形容しがたい映画。
バイオレンス？　カルト？　アイドル？
実際に起きた事件をモチーフに制作された映画とのことだが、どこか嘘くさく、リアリティがない。
かといって、つまらないわけでもなく、視聴後に不思議な感覚が残る。
きっと、この不思議な（悪く言えば滑稽な）映画に、すべての出演者や制作サイドが真面目に取り組んでいることがわかるからだと思った。
すぐにもう一度観たいとは思わないが、何年かのちに、無性に観たくなるかもしれない。

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