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アイアンマン3 [映画]

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今回、アイアンマンに立ちはだかる敵は、かつてアイアンマンに約束を反故にされて復讐に燃える科学者(キリアン)。
でも、キリアンがアイアンマンを敵視する動機が希薄すぎて共感できない。
最後、キリアンを倒したのもこれでいいの?って感じ。

また、精神的に壊れちゃったアイアンマンって、どうなんだろう。
ヒーローにはヒーローの苦悩があるってことなんだろうな。
昔のヒーローは強靭な精神と強靭な肉体が定番だったが、最近はバットマンやスパイダーマンなど、闇を抱えたヒーローが人気のようだ。

本作では、遠隔操作できるものやパーツごとに分割できるものなど、いろんなタイプのパワードスーツが出てきて楽しい。
そして、最後には惜しげもなく・・・。
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モテキ [映画]

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さえない男に突然やってきたモテモテの時期に起こる騒動を描いたコミックを映画化した作品。
原作がそうなのか、演出のせいかはわからないが、女性の登場人物はみんな、優しくてかわいいのに、男性の登場人物はみんなゲスくて、救いようのない自己中ばかり。
この対比が面白い。

特にゲスの極みが主人公の藤本幸世(森山未來)。
松尾みゆき(長澤まさみ)のことが大好きなのに、その友人(麻生久美子)と一夜を共にしたことを言ってしまったり、自分のことは棚に上げ、逆切れしてみゆきに噛み付いてしまう。
まあ、みゆきも男を惑わす魔性の行動を取るから自業自得か。
それにしても、長澤まさみの笑顔の破壊力はすごい!

森山未來は、「苦役列車」といい、「怒り」といい、エネルギーを持て余しているどうしようもない青年を演じさせたらピカ一だな。

最後で真木よう子が幸世にかけたひと言、「走れ!」が日頃の言動(もちろん劇中の話です)とは違う彼女の優しさを表していて、最高だった。

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怒り [映画]

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整形して逃亡している殺人犯と思われる3人を、綾野剛、松山ケンイチ、森山未來が演じている。
3人は東京、千葉、沖縄と、異なる地域で生活し、お互いに交わることなく、3つの話として進行していく。

それぞれ、何かに「怒り」を持っていて、表現の仕方が異なる点を若手実力俳優たちが見事に演じている。
このため、誰が殺人犯なのか、最後まで分からない。それとも、この中にはいないのか。

3人の周囲の人たちも様々な怒りを抱えている。
直接的な怒り、どうにもならないことへの苛立ちが激しくぶつかり合う。
重い映画で、観終わってから少々疲れた。
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オリエント急行殺人事件 [映画]

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名作探偵小説の実写化なので結末がわかっているため、見所はポアロの推理ではなく、豪華キャストの演技や、山中の風景、列車内の装飾などの映像美だと思う。
そして、どちらも十分素晴らしくて、見応えがある作品に仕上がっている。
原作にはなかったと思うが、トンネルの中で主要キャストが並ぶシーンは最後の晩餐をイメージしていて、映像ならではの面白さがある。
ただ、小説の中でなら違和感がないが、実写で「おそらく世界一の探偵」とか、神と同列かのような発言を自分で言ってしまうポアロは少々イタすぎる。
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