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疾風ロンド [映画]

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大学の研究所から違法に生成された生物兵器が盗まれ、身代金が要求されるのだが、研究所は警察に知らせることなく、捜索に当たるしがない研究員を阿部寛が演じている。
原作は東野圭吾の小説をコメディタッチに仕上げている。
というより、ほぼコメディだな。
阿部寛の上司である研究所の所長を柄本明が演じているが、必要以上にオーバーな演技が少々鼻につく。
一方、阿部寛は「新参者」で見せるシリアスな演技もよいが、本作のようなコミカルな演技のほうが向いているのかも。
映画としては、生物化学兵器をめぐる結構重たい事件のはずなのに、緊迫感が全く感じられない。
原作もそれほど緊迫感があるわけではないので、原作通りと言ってしまえばそれまでか。
ただ、原作のラストはどうも釈然としなかったので、映画のラストのほうがしっくりくるかな。
あと、大島優子、大倉忠義も重要な役で出演しているので、AKB48ファン、ジャニーズファンには楽しめる作品だと思う。
他にもちょい役で著名な俳優さんが多数出演しているので、それも楽しみの一つ。
それにしてもリアリティのかけらも感じられない映画だったな。
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