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アルキメデスの大戦 [映画]

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第二次大戦直前、戦艦大和建造を巡る軍部と造船会社との癒着、軍部内での権力闘争をめぐり、数学の力をもって軍部の不正を暴くというコミックの実写化。
主人公の天才数学者を菅田将暉、バディ役の海軍少尉を柄本佑、ほか、舘ひろし、國村隼、橋爪功、小日向文世、浜辺美波、田中泯、笑福亭鶴瓶、角替和枝などがキャスティングされている。

「これは、数学で戦争を止めようとした男の物語。」というコピーが謳われているが、これには疑問が残る。
大和が建造されなければ戦争は回避できるという論法にはならないわけで、そもそも建造費の見積に疑惑があり、それを数学で暴いたという話。
天才数学者の見つけ出した数式が最も重要な意味を持つのだが、計算のもとになる測量方法が結構杜撰で、メジャーを広げて手当たり次第に測っていくだけ。
これでは誤差が出すぎて、どんな正確な数式を編み出しても結果はだめだろうと思った。
とはいえ、映画としては面白く、作ることを前提に積算するという今にも通じる嘘くささが感じられ、2時間を超える作品だけど、一気に観ました。
特に、冒頭の大和の戦闘シーンは「男たちの大和」を彷彿させるが、血なまぐささ(=戦争の悲惨さ)はなく、ちょっとあっさりしすぎかなと思うが、ある意味、この映画のハイライトかもしれない。
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