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突入せよ!あさま山荘事件 [映画]

突入せよ!あさま山荘事件.jpg

今から50年ほど前、連合赤軍が引き起こしたあさま山荘事件を題材とした映画。
原作は、この事件捜査の現場指揮をとった警察庁警備局付監察官の佐々淳行氏が書いたノンフィクション作品なので、警察側の視点からのみ描かれているのは仕方ないかもしれないが、当時の事件の内容や犯人像、時代背景などはほとんど描かれていない。
このため、全く予備知識なしに観ると、単に警察活動を礼賛する映画と取られかねない気がする。

映画の冒頭のクレジットではフィクションと謳ってはいるが、人質となった人の名前などが変えられているだけで、ほぼ原作通りに進行する。
原作者の佐々淳行氏が主人公で役所広司が演じている。
佐々氏の人柄にも拠るのだろうが、重い内容の映画の割に、暗く重くならない感じに演じているので、映画全体も暗くなっていないのは、監督の意図通りなのだろうが、事件の重さを考えると私的には違和感が少しだけ残る。

一方、事件を起こした連合赤軍側から描いた作品として「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」があるので、対比して観るのもいいかもしれない。
※結構、グロい作品なので、視聴注意!
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