シン・ゴジラ [映画]

この映画は日本の官僚が如何にすぐれているか、その一方で政治家はお飾りでしかないことを皮肉っていると思う。
まあ、実際もこんなもんなんだろうなと思わせてしまう。
ゴジラの造形は、第三形態までは目がガラス球にしか見えず、興醒め。
おそらく白目が大きいのが動物らしく見えないのだと思う。
第4形態は素晴らしいが、あまり活躍せずに終わるのが残念。
もっと暴れてほしかった。
本作は女優陣の演技が浮いた感じなのが気になった。
石原さとみの早口で外人ぶった口調と鼻持ちならない態度。
市川実日子の感情を殺した棒読み口調。
余貴美子の妙に肩に力の入ったような口調。
それぞれ、重要な役割を担っているのに、いずれもその場の空気を乱していると思うのは私だけだろうか。
とはいえ、豪華な俳優陣だけでなく、映画監督などの著名人を惜しげもなくチョイ役で使ったり、今迄に何作も作られてきたゴジラ映画をすべてリセットして、1作目のような想定で作られているところに製作側の気概を感じる。
特別なヒーローや特殊な戦力に頼らず、人知を集めてゴジラに対峙した点も今までのゴジラ作品とは趣が異なり、面白いと思った。
2017-04-27 21:48
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