リンカーン [映画]

アメリカの、いや世界の歴史的転換点を描いたスピルバーグ作品。
当時のアメリカの世情やそこに至る歴史を知らないと、理解しにくい作品でもある。
リンカーンについては、アメリカの大統領で奴隷解放の父、くらいしか知らないが、米国では英雄の一人であることは間違いなく、自らの理想の実現のためには権謀術策を厭わないタフな政治家をうまく描いていると思う。
その一方で、家族の問題に苦悩する等身大の人物像も描かれており、決して英雄のまま終わらせていないところがスピルバーグのスピルバーグたる所以か。
コメント 0